立教大学スキー部第3代部長
立教大学体育会スキー部が創立70周年を迎えるということで、この間努力をされて立 派な伝統を築き上げた諸先輩方に敬意を持って心からお喜び申し上げます。本当にお めでとうございます。本日はこのような立派な会を開いて頂いた小嶋会長、鈴木実行 委員長ほか実行委員の方々の努力に感謝いたします。 私は1999年伊藤名誉会長の後を拝任して部長になりました。そして定年になる2004年までの5年の間、伝統あるスキー部の部長をさせて頂きました。 この間、たいへん短い期間でありましたが、思い出深い楽しい時間を過ごさせて頂きました。5年間といいましても20世紀から21世紀の2世紀にわたって部長をさせて頂いたと考えています。そういうこともあって、これからもお世話になりたいと考えています。 私が部長になった時、スキーをする人が減ってきた。衰退というんですか、そういう時期です。スキーに限らずどこの体育会でも部員の減少に悩んでおります。そして私が部長に就任した時もスキー部が数名という時でした。私はスキーは出来ませんので、私に出来ることは若い優秀な部員を獲得することではないかと感じ、そうした努力をしてきました。ちょうど立教大学で始まった特別入学をさらに発展させて、各方面の関係者に知って頂くと、関係高校が中心ですが、今までお世話になった高等学校の監督の皆様とコンタクトを取って、ぜひ優秀な学生をスキー部へと、ことあるごとにお願いしました。また春の新入生歓迎会に私も出て新入生獲得ということをした。それで徐々に部員が増えてきました。 昨年長野オリンピックが行われた白馬で、全日本学生スキー選手権が行われました。オリンピックのTVでも見覚えがある距離競技を応援し、ちょうどはじめて距離に出た選手がスキーの具合が悪くてだいぶ遅れて残念ながら棄権ということになってしまいまして、彼が戻ってきて本当に涙をこぼして来年は頑張ります。距離だけでなく、ジャンプも飛びます、と言ったことを覚えている。そういうこともあり、今年の大会では多くの学生が距離にジャンプにコンバインドに大活躍し、4部優勝の原動力になった。彼のそういう悔しさは負けず嫌いを発展させたと思います。 もうひとつは彼が伝統ある立教大学スキー部に入って、その素晴らしさ、重みを感じて僕も頑張らなきゃいかんということがこういう結果になったと考えています。今年度大会は、いよいよ3部に昇格しました。 ますます皆様、頑張って欲しいと思います。今後立教大学スキー部、OB会の益々の発展を願って、本日ご出席の皆様の益々のご健勝を祝って、祝いの言葉とさせて頂きます。